パプリカ:始まりました。第二回チャンピオン大会! では早速参りましょう!







1組目 ゴトウまるまる


コント/魔物救命24時




走ってくる研修医:急患です!!先生スライムが勇者に斬られて重体です!



外科医:これはひどいな。頭のとんがりが半分になってるじゃないか。



研修医:かわいそうに。トレードマークが。



外科医:よしオペだ。 ...よしできた。



研修医:早い!!さすが天才外科医!



外科医:わたし失敗したくないので。



研修医:気持ちの問題なんですね!失敗したくない強い気持ちで持っていってるんですね!



外科医:じゃあこのスライム野に放しといて



研修医:えっもう放すんですか!



外科医:全部入院させる訳にはいかないからな!軽いやつはすぐに放すんだ!



研修医:分かりました!(歩いていく)元気でねスライムちゃん!おー跳ねてく跳ねてく!

えっ急患ですか!どうぞこちらへ!

(走ってくる)先生急患です!ドラキーです!羽が取れてます!



外科医:かわいそうに羽がなくなってほぼただの球体じゃないか!



研修医:こんな状態なのに顔は笑ってますね!



外科医:そもそもの顔の作りがこうなんだろうな。よし義羽を装着するぞ。



研修医:ぎばねですか!



外科医:よしできた!



研修医:早い!ぎばねですかって言った時間だけで終わった!じゃあ野に放してきますね!(歩いていく)

じゃあね!ドラキーちゃん!おー飛んだ飛んだ!ただ重さがちょっと違うのかずっと同じ方向に飛んでる!医療ミススレスレ!

えっ急患ですか!どうぞこちらへ!

(走ってくる)先生急患です!くさったしたいです!



外科医:ひどくやられてるな。服がボロボロじゃないか。



研修医:いえそれはおそらく元々かと!



外科医:バイタルは!



研修医:ゼロのゼロ、ゼロです!



外科医:電気ショックだ!離れて!戻って来い!戻って来い!!



研修医:先生!目を開けました!



外科医:良かった。バイタルは!



研修医:ゼロのゼロ、ゼロです!おそらくくさったしたいとはこういうものなのかと!



外科医:じゃあなにもしなくても戻って来たんじゃないか!?そもそもくさったしたいが死ぬってなんなの!



研修医:分かりません永遠の謎です!とにかく帰ってもらいますね!どうぞこちらです!(歩いていく)

おー行った行った!元気に墓の中入って行った!いつまでも元気でくさっててくださいね!

えっ急患ですか!どうぞこちらです!

(走ってくる)先生スライムナイトのスライムとナイトが離れてしまっています!



外科医:あーこれは簡単だよ。シャキーン!アロンアルファ!



研修医:えっそんなシンプルに接着するんですか!



外科医:1本使って!ナイトを上からトン!野に放しといて!



研修医:いや先生!ケガもしてるみたいなんですけど!



外科医:あー本当だな。ただこれくらいなら消毒しておけば大丈夫だろう。シャキーン!イソジン!



研修医:勇者の剣風に結構普通の道具使うんですね!



外科医:よしできた!野に放しといて!



研修医:はい!(歩いていく)

おー行った行った!あれ?スライムナイトって戦闘時以外離れて暮らしてるんじゃなかったっけ...まあいいか消毒したし!

えっ急患ですか!こちらです!

(走ってくる)先生急患です!キラーマシンが故障して動かなくなってます!



外科医:しかし今日急患多いな!なんか勇者が突然本気で世界救おうとし出したな!



研修医:はいさっきまでスライムやドラキーだったのにキラーマシンですよ!勇者めちゃくちゃ成長してますよ!



外科医:しかしひどくやられてるな。ギガデインでも食らったんじゃないか?よしオペに入るぞ。



研修医:はい!これは医療というより修理って感じですね!



外科医:よしできた!



研修医:早い!!先生機械にも強い!!じゃあ放しておけばいいんですね!ドウゾコチラデス



外科医:いや機械に話すからってお前が機械語にしなくていいんだよ!



研修医:あっそうか(歩いていく)

おー行った行ったキルする相手探してる!しかし僕たちは襲わないの偉いな。義理がたいな。

えっ急患ですか!こちらです!先生急患です!ばくだんいわが爆発して粉々です!これかけらです!



外科医:これってまだ生きてるのかな!?組み立てれば助かるのかな!?



研修医:分かりませんただやるしかないでしょう!!



外科医:アツイね!!組み立てるの俺なんだけどね!!ただやるしかないな!オペを始めるぞ!かけら!



研修医:はい!うわーこれオペというよりジグソーパズルですね!


...............


研修医:めちゃくちゃ時間掛かってる!!初めてオペ的な空気になってきた!



外科医:よしできた!



研修医:早い!!!今までのが早過ぎて掛かった感あったけど神早い!なん千ピースあったんだ!



外科医:ただごめん目の部分が左右逆だった!



研修医:いいですよそれくらい!!

ばくだんいわに生まれてビジュアル気にしないですよ!「オレの右目って左目だなあ」思わないですよ!

じゃあ野に放しときますね!はいこっちだよー。(歩いていく)ちょっといいよスリスリしなくて!痛いよ!

ちょっと!おまえ興奮すると危ないから!危ないから!うわあああああ!!!


...............



研修医:(歩いてくる)先生さっきのばくだんいわが爆発しました。



外科医:嘘でしょ!!?こいつバカなの!?



研修医:バカですね。愚かです。こちらかけらです。



外科医:また直すの!?時間こそ短かったけど俺結構な集中力使ったよ!?



研修医:それでもやるしかないんですよ!僕たちに出来ることは!魔物を救うことだけなんですよ!!



外科医:アツイね!!よくそんなボロボロにされてそのアツさ保てるね!



研修医:ほらやるぞオラア!!



外科医:やるの俺なんだけどね!!分かったよ!かけら!



研修医:オラア!!早く組み立てろ!!



外科医:よしできた!



研修医:放してきます!!!(走っていく)オラ転がっていけえええ!!ウオリャーーー!!!次やったら見殺しだぞ!!

えっ急患ですか!こちらです!(走ってくる)

先生魔王です!瀕死の重体です!



外科医:魔王!?え魔王!?勇者もう魔王倒したの!?



研修医:かなり危険な状態です!先生今すぐオペを!



外科医: ...なあ、俺たちの仕事ってなんなんだろうな?



研修医:え!?そりゃあ魔物たちの命を救うことでしょう!



外科医:魔物って、魔王の下世界を滅ぼそうとしてるんだよな?

勇者はその魔王を倒して世界を救おうとしてる。なんで魔王を助けるんだ?



研修医:それは...!



外科医:ひとつ宣言していいか?

俺は!!完全なる!!勇者派だ!!!



研修医:えーーーーーー!!!



外科医:当たり前だよね滅ぼそうとしてる魔物より人間を救おうとしてる勇者派なの!人間だもの!!!



研修医:スゲェ力強いみつを出た!!パワーみつを!



外科医:今まで魔物たちを治してたのも!倒したってことは勇者はその魔物を越えたってことだから!

治療して野に放して!それをまた倒してレベルをあげてほしいただそれだけなんだ!!



研修医:そうなんですか!?魔物たちを勇者への経験地としか見てなかったんですか!?



外科医:このまま魔王が力尽きれば魔物たちも消える!俺たちこんな訳分かんない仕事から解放されるんだ!

お前も本当はやりたいけど我慢してることあるだろう!言ってみろ!



研修医: ...女の子とデートがしたい。デートがしたいデートがしたいデートがしたい!!!

おしゃべりしたい一緒に笑いたいそしていつか!!1度だけでも!!膝枕というものをされてみたい!!!



外科医:ほらもう止まらなくなってるじゃないか!!声もスゲェ出てるよ!



研修医:うああああああああ!!!!



外科医:もう魔物に最愛の人殺された時の声出してるじゃないか!それだけ叶えたいんだろ!?

お前のその溢れ出た夢!今の生活で叶えられるのか!どうなんだ!



研修医:無理ですよ!!毎日くさったしたいを蘇生して墓に戻し!自爆したばくだんいわのかけらを集めるクソみたいな人生ですよ!

正直僕この病院入って2分でやめようかなと思いましたよ!

でも!!それでも...僕たちは目の前の命を救うしかないんですよ!それが!魔物救命士だから!!!



外科医: .....お前なんでそんな良いこと言うの!!?主人公かよ!

そんな良いことそんな熱く言われたらもうやるしかないじゃん!これでやんなかったら俺魔王より極悪じゃん!

もう分かったよやるよ!お前も早く涙を拭け。



研修医:はい...おかしいな。自分で決めた道なのに涙が止まらない...



外科医:オペを始めるぞ!あー俺失敗しないかなー。全力でやって失敗したらしょうがないよなー。私失敗したいのでー。



研修医:あーみるみる治ってくー。涙が止まらないー。勇者さん次倒すときはちゃんととどめ刺してねー。






パプリカ:ありがとうございました。さすが前回チャンピオンの貫禄ですね! では次参りましょう!








2組目 赤福


コント/スカウト




シュッ スパン!! 今日はここまで!おつかれっしたーーー!!


福「監督どうかしましたか? え?僕と話したい人がいる? わかりました進路指導室にいけばいいんですね?」


進路指導室にて・・・


福 コンコン「失礼します! ・・あなたは?」


赤「突然すまないね。私は劇場レッドエレファンツスカウト部の赤と申すもので・・・」


福「劇場レッドエレファンツっていえば プロ野球のチームの中でも最強と言われている伝説のチーム!

そのスカウトが私に何か用でしょうか?」


赤「実はね・・・今年のドラフト君を指名したいと思っているんだよ。」


福「本当ですか!? でも私そこまで強くはないですよ!高校も全国レベルには及ばないし・・・」


赤「確かに知名度で言うなら君はまだまだだ。 でもね。私は君のとある部分に目をつけているのだよ。」


福「なんでしょうか?」


赤「性格だよ。私はスカウトやって早10年。いろんな子を見てきた。 才能がある生徒はたくさんいた。

でもその才能に溺れ後輩をいじめたり自分より成績の悪い先輩をパシリに使わせたりまるでチームメイトを奴隷かのように扱う。

力がある人がその力に溺れ周りのことを考えず自己中心的になる・・・子供でも大人でも同じだよ。」


福「そうなんですか・・・」


赤「しかし君は違う! 君にも才能があるがそれに溺れずキャプテンとしてみんなを引っ張りチームメイトの悩みを解決し

学校の成績は常にトップクラス! だから点数の悪い部員を集めて勉強会を開き野球部の成績を上げた!

そのおかげでチームメイトだけじゃなく劇場高校の生徒全員からの人望も厚い!

君のチームメイトから話を聞いたけど君の悪口を言っている人は一人もいなかった!」


福「そんなの当たり前じゃないですか。 野球は個人種目ではないです。チームプレイです。一人が100点取っても他が0点なら意味がないです。

1人が20点それをチームメイト全員がやると9人で合計180点。どっちがいいかなんてわかりきってることでしょう?」


赤「すごい・・・その謙虚な姿勢・・ 君は高校球児鏡だ!! あと聞いたよ・・・ 夜は実家のお店を手伝ってるんだって?」


福「まぁ親はいいって言ってるんですけどね・・・ 人手が足りないって言ってたのでだったら頑張ろうかなって思ってるだけです・・」


赤「そして休みの日は仕事で忙しい親に代わって妹さんたちの世話をしてるんでしょ?」


福「そうですね。 実は僕幼いころお母さん死んでしまって・・妹たちは再婚相手の連れ子なんですよ

血はつながっていないですけど僕の大事な家族には違いないんで・・・ できる限り家族サービスをしようかなと。親が子供にするのが

家族サービスってわけではありませんしね・・・」


赤 ぐす・・


福「大丈夫ですか!? 泣いてます!? 良ければハンカチを・・・」


赤「ごめん・・・ いや・・今の話を聞いて思ったよ・・ 君は高校球児の鏡ではない!野球選手の鏡だ!!!

私は今感じた!!!君みたいな子が必要だ!!! ぜひ私のチームに入ってくれ!!!」


福「・・すみません・・・良い話ではありますが・・・ 私は店の手伝いがあるのでプロに行く気は・・・」


赤「どうしてだ!? 君はプロに行きたくないのか!? 監督さんから聞いたよ!君の夢は野球選手だと。

確かに店を思う気持ちは大切だ! でもそのせいで夢を諦めたら両親はどう思う!?」


福「いえ・・プロに行きたいですけど・・・ 私はほかの球児と違ってプロになりたい理由は正直いやらしい理由ですし・・・

私はプロに行く権利はないと・・・」


赤「いやらしい理由だっていいじゃない。逆にね!インタビューでは「自分の力を試したい」やら「親孝行したい」とか言ってる人

多いけど本当はいやらしい理由が多いと思うよ。」


福「そうなんですかね・・・?」


赤「そうだよ! 大丈夫!私が保証する!君はプロに行く資格がある!!

そりゃ人間だもん!契約金とかでたくさんお金が欲しいよ!」


福「いえ!私がなりたい理由はお金じゃないんです!」


赤「え?そうなの? じゃあなに?」


福「お恥ずかしいんですが・・・モテたくて・・・」


赤「あーーもてたいねー なんだ結構思春期みたいな・・・」


福「モテまくって女を抱きたいんです!」


赤「・・・ん?・・・」


福「ですから。 モテまくってそれで近づいてくる女を片っ端からやりたいんです!」


赤「あーーーその・・・あれか?やりたいとか抱くっていうのは・・・あれだよね?遊びたいとかはぐしたいとか・・」


福「違います!セック・・・」


赤「あーーわかった!わかった!!・・・あーー確かにいやらしい理由だな・・」


福「ほら!プロスポーツ選手ってだけで来る女っているじゃないですか!!

そういう人ってスポーツ選手と付き合ったってステータスが欲しいだけのやつが多いじゃないですか!」


赤「君ってそんな口悪かったっけ?偏見がひどい。」


福「相手はステータスが欲しい。こっちは体が欲しい!等価交換ってやつですよ!」


赤「あー・・・ さっき流した涙が一気に引いたよ・・ こういうことってあるもんだね・・・」


福「野球は9回までですけど夜の方もそのぐらいまで・・・」


赤「ちょっとうるさい!

でもあれだよね? その遊びで付き合ってもその子がいいこだったらゆくゆくは結婚とか考えるんじゃない?

友達だったけどそれは友情じゃなくて恋だった的な?」


福「それはないですね。 僕はただヤりたいだけなんです!! そこから愛なんて生まれるはずがありません!」


赤「いや・・そんなにきっぱり言わなくても・・・」


福「いいですか!! 自動販売機と一緒です!! お金を払えば飲み物が出てくる!

それと同じで私が女にお金を払えば代わりのものをいただく!そこに愛は生まれません!」


赤「この世で一番ひどい例えだな・・・」


福「自販機はペットボトルを買って蓋を開けますが僕の場合は女を買って足をあけ・・・」



赤「あーわかった!わかった!

でもあれだろ?そうやって遊んでたら本気だったと思ってた女の子を傷つけることになるだろ?

だからほどほどにしたほうが・・・」


福「それはやってはいけないことだと思っています! 相手を裏切るようなことはたとえ相手が誰であろうと

してはいけないことだと教えられました!! なので「僕」ではなく「ステータス」もしくは「お金」が好きな女としかやりません!」


赤「いいこと言ってそうだけどなかなか最低な発言・・・」


福「昼はグランドでユニフォームを汚し夜は女を汚し・・・」


赤「ちょっと黙ってて!

一つ気になったんだけど・・・妹さんには手を出してないよね・・・?」


福「そんなわけないじゃないですか!!家族ですよ!!家族!!

家族に手を出すほど僕は腐っていません!!逆に家族に手を出す輩がいたら僕許せません!!」


赤「でも君は他の女の子には?・・・」


福「手を出しまくります!そしてヤリまくります!いろんなメスに手を出したいと思います!」


赤「メスっていうな!!」


福「昼は木製バットを振って夜は僕のバットを・・・」


赤「そのちょくちょくでてくる下ネタをやめろ!!」


福「まぁ僕としては木製のバットを使ったプレイもありっちゃ・・・」


赤「やめんかい!!!」


福「いや・・ボールを入れるってのも・・」


赤「やめい!

うーん・・・どうしよう・・・「性」以外は完璧なんだけどな・・・ちょっと待っててくれ。」


ピポパ・・・prrrr


赤「もしもし?監督? はい。彼にあってきました。人間性としては95点ぐらいです。

ただ・・・なんといいますか・・・思ったよりエロいというか・・・

いえ思春期なんてレベルじゃないんです・・・もう性欲の猛獣なんです・・・

化け物なんです。怖いんです・・  はい・・・はい・・わかりました。そう伝えておきます・・・ピッ



いやーごめん・・・ん?」


福「うーん・・・どうしようかな?・・意外にいけるのかな?・・・」


赤「どうしたの?なにか考え事?」


福「あっすみません!さっきスカウトさんのが言ってたのを思い出してて・・・」


赤「ん?俺何か言ったっけ?」


福「いや血のつながっていない妹ってなんだが興ふ・・・」


赤「それ以上言うな!!そしてやめておけ!!!


さてさっき監督さんに電話で相談したんだが・・・」


福「はい。」


赤「当初の予定通り君を我がチームに入団させようと思う!!

君の性格は思ってたより「すこしだけ」違ったけどトータルで見たら君は人間性は素晴らしいからな!」


福「そうですか・・・私もスカウトさんの熱意に打たれました!プロになって親と妹たちを楽させたいと思います!

あと今までお世話になった人たちにもなにか恩返しできればいいと思います!

スカウトさんが「あの時とってよかった!」と思えるような立派なプロになりたいと思います!」


赤「ここだけ見ると感動ものなんだけどね・・・ただし条件がある。」


福「といいますと?」


赤「君がプロになったらありとあらゆる美女との合コンをセッティングしてやる!

しかもモデルや女優みたいな女性たちを!もちろん君好みのな!」


福「本当ですか!!??やったーーー!!!」


赤「だから約束してほしい!入団するまで女性に手を出さないでくれ!!

同じ高校の同級生や下級生に手を出したなんて事件が起こったらこっちは君を庇うことができないからね!!」


福「あーそうなんですね。 でも大丈夫ですよ。 僕生徒に手は出さないですよ。」


赤「意外だな。なんでだ?」


福「だって・・・





僕のストライクゾーンは小学生までなんで」



赤「君本当にやばいな!!」


福「まぁ野球のストライクゾーンも性のストライクゾーンも低めのほうをよく狙いた・・」


赤「最後までうまいこと言うな!!!」



fin








パプリカ:ありがとうございました! 中々キャラクターの濃いコントでしたね! では次参りましょう!








3組目 赤井


ピンネタ/交渉人




ニュース速報


今日昼過ぎビルに銃をもった男が乱入し立てこもりました!

人質は10人ほどいるとのことです!

現在交渉人が交渉を行っています!!





赤井「いいかよく聞け!!今から俺の言うとおりにしろ!!

応じなければ人質を撃つぞ!!」


交渉人「わかった!! できる限り君の要件を聞こう!

だから人質には手を出さないでくれ!!」


赤井「よし!今から要求を言う!!まず金だ!!5億円用意しろ!!」


交渉人「5億!?それは何でも無理だ!大金すぎる!1億じゃだめか?」


赤井「何!?ふざけるな!人質がどうなってもいいのか!?本当に撃つぞ!!」


交渉人「いいか落ち着いて聞いてくれ!われわれはできる限り君の要求には応じる!

しかし不可能なことは無理だ!それで人質に手を出したとしても不可能には変わりない!

お願いだ!君もある程度は妥協してくれないか?」


赤井「・・・ちっわかったよ。1億でいい!

次は逃走用の車だ!! 200キロ以上出るスポーツカーを用意しろ!!」


交渉人「そんなのすぐに用意できない!!


赤井「ならすぐにできる車はなんだ!!」


交渉人「スズキのラパンなら用意できるが・・・」


赤井「そんな女子に人気のかわいい車で逃げるのは嫌だ!!

スポーツカーは本当に用意できないのか!?」


交渉人「うーん・・あるにはあるんだが・・・」


赤井「なんだ用意できるのか!!ならそれをよこせ!!!」


交渉人「痛車なんだけどいい?」


赤井「あーーーー・・・・ちなみになに書いてある?」


交渉人「ラブラ●ブと初●ミクとプ●キュア」


赤井「なかなか痛い痛車だな!!」


交渉人「いやーお金かかりましたよー」


赤井「お前の車かい!! ダメだ!!

じゃあスポーツカーじゃなくていいからとにかく早い乗り物はないか?

バイクとか!!」


交渉人「えっと・・・180キロでる・・・」


赤井「おー十分だ!それに乗れば逃げれるぞ!!」


交渉人「セグウェイ」


赤井「どんなセグウェイだ!!ってか乗った瞬間振り飛ばされない?」


交渉人「一応用意できるのはこの三つだけどどれにする?」


赤井「うーーーーーん・・・ 仕方がない!ラパンで!!!


次は飯だ!! 特上の寿司を持ってこい!!」


交渉人「すまない!それもすぐには用意できない!寿司屋が近くにないんだ!!」


赤井「またかよ! 今度はなに用意できる?」


交渉人「お肉があるけど。」


赤井「まじで!?めっちゃいいじゃん!牛肉?豚肉?それとも鶏肉?」


交渉人「あとパンと」


赤井「あれ?質問に答えてくれない?」


交渉人「あとパフェと・・・」


赤井「ちなみにパンの種類は?」


交渉人「アンパンとメロンパンとクリームパンがある。

どれも有名なお店のパンだから味は保証する。」


赤井「パフェはチョコ味?」


交渉人「バニラとチョコとそれをまぜたミックスがある。

すこし時間をくれたらイチゴ味とバナナ味にもできるそうだ。」


赤井「お肉の種類は?」


交渉人「あとパンケーキと」


赤井「なんでお肉の時は無視するの!!」


交渉人「オムライスがあるが。」


赤井「なんか食べ物だけ種類が多いな。」


交渉人「ちなみにプラス500円でおいしくなるおまじないをかけてもらえるそうだ。」


赤井「お店メイド喫茶かよ!! おまじないはいらん!もういい!オムライスをよこせ!!」


交渉人「いいのか?肉じゃなくていいのか?肉がいいぞ!肉にしとけ!!」


赤井「なんでそんなに肉を推す!!じゃあ肉の種類を教えてくれよ!!」


交渉人「・・・わかったじゃあオムライスでいいよ。」


赤井「意地でも答えないんだな。」


Prrrrr


交渉人「もしもし。先ほど電話したものだが。・・ああオムライスを。

・・・はい。ちょっと待ってください。

おい犯人!」


赤井「なんだ?」


交渉人「ケチャップでオムライスに文字を書いてくれるサービスがあるそうだが何がいい?」


赤井「どうでもいいよそんなの!!適当でいい!!」


交渉人「じゃあ「慶応義塾大学」で」


赤井「また書くの難しそうなのが・・・」


交渉人「ちなみに慶応の「応」は「應」で」


赤井「またより複雑なの要求してるな!!メイドさん可哀そうだろ!」


交渉人「よし!お前の要求通り。オムライスと1億500円用意したぞ!!」


赤井「お前おまじないのオプションつけたろ!!」


交渉人「なぁ!少しだけでいいから人質解放してくれないかな?」


赤井「ふざけるな!そんな要求聞けるわけないだろ!!」


交渉人「まぁ待て。ただとは言わない!条件を出そう!」


赤井「まぁ条件次第だが・・・聞こう!」


交渉人「SWITCH (あつまれどうぶつの森とスマブラ付)」


赤井「うわーー・・・欲しい! わかった2人解放しよう。」


交渉人「2人か・・ ならiPhone SEもつけよう!」


赤井「あーーー・・・1人追加で!」


交渉人「amazonギフトカード1万円分!」


赤井「もう一声!!」


交渉人「5万円分!」


赤井「1人解放しよう!」


交渉人「SASUKE出場権」


赤井「ごめんそれは無理!」


交渉人「うーん。そうかーアタック25出場権!」


赤井「それも無理だ!」


交渉人「新婚さんいらっしゃい出場権!」


赤井「お相手いませんけど!!!!!」


交渉人「あっすまない・・・」


赤井「次いったら撃つぞ・・」


交渉人「わかった・・・お詫びと言ってはなんだが・・・

お前を東京大学卒という経歴を上げよう。」


赤井「そんなことできるの!? そんな簡単に学歴って与えていいものなの!?

まぁ欲しいから3人解放しよう。」


交渉人「よしこの調子だ! えーっと・・・

東京にある有名ケーキ店の・・・」


赤井「いや今まですごいもの出してきてそのあとケーキ出されても・・・」


交渉人「土地の権利書」


赤井「まじか!! そんなことできるのか!!わかった2人解放しよう!」


交渉人「あと一人・・・」


赤井「いやもうないだろ?これ以上すごい要求なんてないだろ・・・」


交渉人「私ができる限界は・・・アレルギーのない世界・・・」


赤井「できるの!? それできたらお前全世界から崇められるぞ!!

よし!残りの1人解放しよう!!」


交渉人「よし人質全員解放できた!!


それでもしよかったらなんだが・・・投降してくれないか・・・?」


赤井「それは無理だ!! それしちゃうと今までのが無駄になるだろ!!」


交渉人「嵐のライブチケットでどうだ?」


赤井「あーー・・・確かファンクラブでも手に入らないらしいからな・・・でも駄目だ!!」


交渉人「逃走中出場権!!」


赤井「あーーー出たいーーー!!!あの服着てみたい!!でもダメだ!!」


交渉人「オックスフォード大学卒の経歴!!」


赤井「うわーーーオックスフォード卒って言いてーーー!!正直なんの学部があるかわからないけど・・・

でも駄目だ!!」


交渉人「ラーメンズのライブチケット」


赤井「んーーーー!!!!!あの人らめったにやらないからなー!!!

好きな芸人だしなーーーー!!!もう一声!!」


交渉人「じゃあとっておきのを・・・第2期長文オンエアチャンピオン」


赤井「いいのか!? 無許可だぞ!!失格にならないか!?でも欲しい!!そのために頑張って投稿したし!

連敗続きで心折れたときあったけどランキング1位でここまできたし・・・


わかった!投降する!!!」


交渉人「ありがとう!! 警部犯人が投稿します人質も全員無事です!」


赤井「そんで俺はどうすればいい?」


交渉人「まず手を挙げて外にでてくれ。大丈夫君に危害は加えない。

私が伝えるよ。」


赤井「ありがとう。」


交渉人「そのあと君を署まで連行するのだが

あそこの180キロでるセグウェイに乗ってもらう。」


赤井「他の車を要求する!!!」


交渉人「だとしたら私の痛車になるのだが・・・」


赤井「んーーー!!・・・それで妥協しよう!!!」


fin






パプリカ:ありがとうございました! 無茶苦茶な交渉でしたね! では次参りましょう!







4組目 非可逆劇場


漫才/好きな食べ物


岡井:カレー味のうんことうんこ味のカレーとお寿司どれが良い?


平岡:それは俺が魚介アレルギーと知ってて言ってるのか。

   体に蕁麻疹できても俺は寿司を選ぶよ。


岡井:寿司を選んだあなたは天然タイプ。変なこと言ってたまに周りを困らせるかも??


平岡:いつから心理テストになった。

   どうも非可逆劇場です。


岡井:唐突なんだけど、カレーライスがめちゃくちゃ好き。

   特にポークカレーがこの世で一番好き。


平岡:カレー好きがうんこ味のカレーとか言うなよ。


岡井:だけど僕の作るカレーは周りからおかしいってよく言われるんだよね。

   なので実際に作ってみるからおかしかったらおかしいって言ってください。


平岡:はいよ。


岡井:材料は、牛肉。


平岡:この世で一番好かれてたはずのポークがむせび泣いてるよ。


岡井:マッシュルーム。


平岡:ん?


岡井:デミグラスソース。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。

   めちゃくちゃ好かれてたはずのカレーが嗚咽してるよ。

   カレーを作るんでしょ? ちゃんと作ってよ。


岡井:すいません。

   材料は、牛肉。


平岡:意地でもポーク使わないんか。


岡井:玉ねぎ。

   ニンジン。

   じゃがいも。


平岡:良い感じだよ。


岡井:デミグラスソース。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。   

   カレーがあまりのショックに気絶するよ。

   カレーライスを作りなさいよ。


岡井:すいません。

   材料は、牛肉。

   玉ねぎ。

   ニンジン。

   じゃがいも。


平岡:ここまではオッケーなのよ。


岡井:カレールー。


平岡:良かった良かった。材料は大丈夫そうですね。


岡井:デミグラスソース。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。

   カレー味のハヤシライスじゃねえかよ。

   カレーがあまりのショックに荷物をまとめて実家帰るぞ。

   ちゃんとカレーを作ってよ。


岡井:すいません。

   材料は、牛肉。

   玉ねぎ。

   ニンジン。

   じゃがいも。

   カレールー。


平岡:もうカレー味のハヤシライス作るなよ。


岡井:はい。まずは材料を刻んだら鍋で炒めます。


平岡:良かったです。これは大丈夫そうですね。


岡井:材料を炒めたら、そこに水を入れて煮込みます。

   しばらく煮込んだら、そこにカレールーを入れてさらに煮込みます。

   10分ほど煮込んだら完成です!


平岡:大丈夫だ。おめでとう。


岡井:そしたら炊飯器からお皿に炊きたてのハヤシライスを盛ります。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。


岡井:そこにカレーをかけます。


平岡:カレーハヤシライスライスじゃねえかよ。

   ちゃんと作ってよ。


岡井:すいません。

   材料は、牛肉。

   マッシュルーム。

   デミグラスソース。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。

   原点に立ち返ったハヤシライス作るなよ。


岡井:あと料理にはかかせないこれ。

   うんこ。


平岡:うんこ味のハヤシライスじゃねえかよ。

   うんこを万能食材にするなよ。

   ちゃんとカレー作れよ。


岡井:王道のカレーを作ろうとすると失敗するから、あえて王道じゃないカレーを作ってみるか。


平岡:さっきから変化球のハヤシライスしか作ってないからね。


岡井:材料は、えび。

   いか。

   貝。


平岡:魚介アレルギーの俺に対する宣戦布告かよ。


岡井:デミグラスソース。


平岡:ちゃんとハヤシライスじゃねえかよ。

   カレーを作りなさいよ。


岡井:すいません。

   だったらここは本場のインドカレーに挑戦してみるわ。


平岡:まだ本場に挑戦できるレベルまで来てねえよ。


岡井:材料は、牛肉。


平岡:お前はとうに忘れてるかもしれんが、俺はポークの恨みを一生忘れないからな。


岡井:マッシュルーム。

   デミグラスソース。


平岡:さっきと同じハヤシライスじゃねえかよ。

   ハヤシライスのボケボキャブラリーが無くなってきたじゃねえかよ。

   そんで本場感が無いけど。


岡井:そのデミグラスソースを炊きたてのナンにかけます。


平岡:炊きたてのナンとは。

   ナンだけで本場感を演出できると思うなよ。

   ちゃんとカレーを作れよ。


岡井:すいません。

   材料は、ハヤシライス。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。


岡井:ハヤシライス。

   ハヤシライス。

   ハヤシライス。

   ハヤシライス。

   ハヤシライス。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。


岡井:あと料理にはかかせないこれ。

   ハヤシライス。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。


岡井:ハヤシライスを炒めたら、そこにハヤシライスを入れて煮込みます。

   しばらく煮込んだら、そこにハヤシライスを入れてさらに煮込みます。

   10分ほど煮込んだらハヤシライスです!


平岡:ずっとハヤシライスじゃねえかよ。

   ハヤシライスのゲシュタルト崩壊起こすよ。


岡井:そしたら炊飯器からお皿に炊きたてのハヤシライスを盛ります。


平岡:ご飯もハヤシライスじゃねえかよ。

   ハヤシハヤシライスライスじゃねえかよ。


岡井:ここでトッピングにハヤシライスを添えます。


平岡:ハヤシハヤシライスライスハヤシライス添えじゃねえかよ。


岡井:食べるときは上にハヤシライスを乗せて召し上がれ。


平岡:ハヤシライスハヤシハヤシライスライスハヤシライス添えじゃねえかよ。

   カレーを作りなさいよ。


岡井:すいません。

   でもやっぱり料理をするには環境が大事だから、そこを考えないとダメですね。


平岡:環境のせいにするなよ。若者かよ。


岡井:そういうわけで、林の中で作ります。


平岡:序盤からハヤシライスっぽいじゃねえかよ。


岡井:作る人も大事だから、そこも考えないとね。


平岡:お前が作らないと話が変わってくるだろ。


岡井:なので、林さんと小林さんと林田さんに作ってもらいます。


平岡:ハヤシライスへのフラグを立てるなよ。


岡井:レシピにもこだわります。


平岡:レシピさえ良ければ美味しい料理作れると思うなよ。


岡井:速水もこみちさん監修レシピです!


平岡:"はや"だけで苦し紛れのハヤシライス感出すなよ。


岡井:そんなわけで、

   林の中で林と小林と林田に周りがはやし立てながら早く作らせたハヤシライスを林と小林と林田にぶっかけます。


平岡:いじめじゃねえかよ。

   デミグラスソースぶっかけいじめじゃねえかよ。


岡井:あれ。ハヤシハヤシライスライスみたいなやつは?


平岡:ねえよ。それはただのいじめだよ。

   あと速水もこみち監修レシピはどこ行った。


岡井:速水もこみちさんからの許可が得られなかった。


平岡:懸命な判断かよ。


岡井:ところでハヤシライスのゲシュタルト崩壊??


平岡:前のツッコミをぶり返すなよ。

   俺は天然タイプでたまに変なこと言って周りを困らせるんだから放っておいてくれよ。

   いい加減ちゃんと作れよ。


岡井:すいません。

   ハヤシライスを作ります。


平岡:ハヤシライスを作るじゃねえかよ。


岡井:材料は、牛肉。

   玉ねぎ。

   デミグラスソース。


平岡:ハヤシライスじゃねえかよ。


岡井:炒めた牛肉と玉ねぎにデミグラスソースを混ぜて完成です。


平岡:ネタ後半にシンプルにハヤシライス作るなよ。


岡井:カレー作れないんで、諦めて今度からハヤシライスを作るようにします。


平岡:そうしてください。








パプリカ:ありがとうございました! 管理人ユニットのネタでしたね。では次参りましょう!









5組目 バトルロワイR


コント/ヤベェ奴Ⅱ




泥風:なぁ父さん、どうしたのさ? 春から社会人になる俺に大事な話ってなんだよ


父親:あぁ。まずは、謝罪をさせてもらう。本当にすまない……


泥風:おいおい何だってんだ。頭を上げてくれよ。どうしちゃったのさ。


父親:実は、お前に今まで黙っていたことがある。


泥風:えっ?


父親:だけど、これだけは先に言わせてくれ。

   俺はお前のことを本当に大事に思っている。それだけは信じてくれ。


泥風:ちょっと待ってくれよ。うわぁマジか、父さん。えー


父親:いいか、よく聞いてくれ。


泥風:(ゴクリッ)


父親:パンツを穿くという行為をお前に教え忘れていた。


泥風:は?


父親:本当にすまない!


泥風:いや、何を言ってんの?


父親:決して、許して欲しいとは言わない!


泥風:いやいやいや、おかしいでしょ。


父親:父親として、お前がパンツを穿くことを知らないまま社会に出してしまったことを申し訳なく思う!


泥風:ちょっと待ってよ。パンツなら穿いてるよ。何言ってんの?


父親:そうだよな。まずはそこからだよな……


泥風:父さんには俺が下半身露出しているように見えてんの? 変態じゃないんだから穿いてるよ、ほら。


父親:違うんだ、父さんが言ってるのはパン↓ツ↑じゃないんだ。

   イントネーションが違うだろ?ズボンを穿いてるのは知っているさ。

   だが、お前が言うパン↓ツ↑の下には何か履いているか?


泥風:履いてないけど……


父親:それだ! 本来、その下に穿くべきもの! そのパンツの話をしているんだ!


泥風:えっ、この下にさらに穿くの!?


父親:そうだ! 普通はこの下にパンツを穿くものなんだ!


泥風:ええぇー、下半身も重ね着するの? 嘘だろ… 絶対ごわごわするじゃん。


父親:でも、ノーパンだとスースーしちゃうだろ? 普通は穿くんだよ。履かないほうが変態なんだ。


泥風:はぁー、マジかよ。言われてみれば見たことあるわ。何か分からずに見ていたけどアレかぁ~


父親:オムツを卒業したタイミングでやるつもりだったんだけど、子どもって成長が早いからさ。


泥風:だとしても言うの遅すぎだろ! 何で幼い頃にパンツ穿く習慣をつけさせてくれなかったんだよ。


父親:それは本当にすまない!だが、パンツに対する価値観は人それぞれでな。父さんは純金にも劣らぬ価値があると考えているが、

   そういった価値観を自分で培って欲しかったんだ!


泥風:そうだったのか。父さんなりに考えがあってのことだったんだね!


父親:あぁ、そうだ。だからお前にもこれからはパンツを穿いてほしい。でも、いきなりガッツリはきついだろう。

   だから、父さんが布面積の小さいものを用意した。小さな蝶ネクタイが前についていて紳士的だろう?

   下に複数枚穿く感覚に慣らしていく為にもまずはこれを穿くといいぞ。


泥風:ありがとう父さん!






泥風:以上が、私の悲しき生い立ちであり女性用の下着を着用していた理由になります。

   ですので、今回の件に関してはどうか不問としていただきたく思います。


警察:だとしても、屋外で公園でパンツ一丁で騒いでいた理由にはならないよ!もうこれ結構!









   どうも ありがとうございましたー。








進行:はい、ありがとうございました。泥風(でぶ)さんのピンネタでした。


   ピンでありながら音響を駆使しユニークな掛け合いを見せていただきました。

   いやぁ、結局パンツ一丁でネタしてるわけですから。アホですねぇ。

   それでは審査員のAさんからお聞きしていきましょうか。いかがでしたか?


A:そうだね。中身に言及する前に一つ言わせてもらうよ。


泥風:はい、お願いします。


A:君も舞台に立つ人間の端くれならもっときちっとした格好をしなさいよ。



泥風:えっ?



A:自分の家じゃないんだから、人前でパンツ一丁はまずいと思わなかったのか?


A:大体、君はネタを観てもらう立場だろう。そんな格好じゃ、我々に失礼じゃないか!


A:そもそも舞台という神聖な場所を汚しているようだったよ。私は不愉快だった。


A:何もちゃんと着物を着てこいとまでは言わないよ。だけどスーツくらいはさぁ。



泥風:えぇ…、でも見た目のインパクトというか面白さも大事かなと、コントですし……



A:何が見た目だ。そんなの私には芸がありませんと自己申告しているようなもんじゃないか。

  私からは以上! 他の人に聞いて!


泥風:……


進行:承知いたしました。では審査員のBさん、いかがだったでしょうか。


泥風:……



B:はい、いやぁAさんは不愉快だとか抜かしていましたが泥風さんねぇ、すごい筋肉なの。

  全然不愉快じゃありません。むしろ眼福でしたよ。ジムとか通われてるんですか?


泥風:あっ、はい。週に2日ほどですが


B:あらそぉ。いやぁ胸筋がすごいのよねぇ。はち切れんばかりの弾力が触れずとも目で感じられるわ。

  肉の付き方からして食事制限もストイックにやられてるんじゃないの。

  自分には芸があると思い込んでいるような人よりも、よっぽど才能があると思いますねぇ。


A:ふん、くだらん。そんな暇があるなら芸を磨けよ。


B:ネタの中身なんて関係ないの。あなたは素晴らしい人材よ。

  これからも是非、完全筋肉(パーフェクトマッスル)を目指して力強く鍛え上げていってください。


泥風:えぇ……


進行:おぉ、これは良い結果が期待できますねぇ!


泥風:は?


進行:それでは審査員のCさんはいかがでしたか?


C:はい、私も不快に感じました。

  では今から何が不快だったのか論理的に説明していきます。


C:芸名の「泥」という字ですが、これは「デイ」「どろ」、あとは送り仮名がつけば「なず(む)」と読みますよね。

  つまりですよ、「デ」という読みは無いわけです。つまり、泥風と書いて"でぶ"とは読めないわけです。


泥風:まぁ、そうですが…… でぶという読みでやっておりますので


C:ですから、それは誤用ですよ。"でいぶ"であれば読み方として成立しますが、"でぶ"という読みでは間違いなのです。


泥風:はぁ……


C:だいたい漢字というものの音に重きを置くかのような扱いはとても嘆かわしいですね。

  キラキラネームなんかもそうですが、たしかにそうは読むけど、意味は?ってものが多いですよ。

  まぁ、"でぶ"は読めすらしないんですけどね。間違っていますから。

  あと、ついでに言うと、完全筋肉も「かんぜんきんにく」としか読みません。


B:はぁ? いや、完全筋肉(パーフェクトマッスル)は完全筋肉(パーフェクトマッスル)なんですけど?

  あんな美しい肉体は、そうとしか表現できないものなのよ。

  というか、そもそも言葉というものは使い手の移り変わりと共に日々 進化していくものだわ。

  一体、いつの時代で置いてけぼりになってるのかしら。


C:笑止。読み仮名に「ー」が入ってたまるものですか。そういう所が莫迦 丸出しなのですよ。

  まさか、あなたの卒業した学校は誤った内容を教えているんですか。


B:あら、あなたにとっては学校で教わることが全てなのかしら。小っちゃい男ねぇ

  ボディも貧相だけど器までショボいみたい。


C:誤った内容を教えているのかという問いに答えてもらってませんが?

  無駄口をたたく前に回答してくださいよ!


A:おいおい、その辺にしたらどうだ みっともない。私のような大御所を前に醜い小競り合いなんて

  随分と舐められたもんだねえ。


C:あのー、昔の低いレベルだからこそ のし上がれたに過ぎない人が偉そうに口を挟まないでください。

  あなたレベルなら今の子たちは3,4年で到達しますからね。あなたはもう今のレベルに通用してませんからお静かに。


A:なにぃ、ふざけるな愚か者が! お前たちなど所詮、我々世代の二番煎じだろうが。

  「0」を「1」にすることの難しさを理解していないなんて三流以下だ!

  「1」を「10」にしようが「100」にしようが良い気になるなよ!


B:そんなのは、一時の地位に満足して上達を止めた言い訳に過ぎないわね。

  だって高齢になってもムキムキでバキバキの現役レベルのボディビルダーはいるわ。


進行:おっ、良いですねぇ。この激論はネットニュースになりますよ。


D:審査員Dです!政治家は無能!どうして私だけを優遇するような、私個人に有益なことをしてくれないの!

  ずるいわ! 友達ばっかり良い思いさせてるんだわ!


泥風:(いや、なんなんだコイツらは……

    全然ネタの中身と関係ない話ばっかりするし、審査員である前に人としてやばくないか……)


A:だいたい何がパーフェクトマッスルだ! 横文字を使うな、旧きを大事にしろ!

  偉大な先人の教えを素直に聞け!


B:あのねぇ、よぼよぼボディである一般人が美麗筋肉(ビューティフルマッスル)の私に命令しないでくれる?

  立場の違いをわきまえなさい!


C:ですから、「びれいきんにく」としか読みませんよ!漢字は正しく読んでください!


D:私を優遇しない奴の策なんて全て反対! 辞任させるためなら何だってするわ!


泥風:(あーあ、俺がネタの中で作り上げた創作のやばい奴よりも、現実の方がもっとやばい奴だらけじゃないか……)


泥風:(事実は小説より奇なり、ってか。)




進行:それでは、ジャッジメントタイムです。泥風さんのネタ、合格か不合格かを審査員4名の多数決で決めます!


   まずは、合格と思う方は挙手してください!


A:(挙げない)


B:(挙げない)


C:(挙げない)


D:(挙げない)


進行:それでは、不合格と思う方は挙手してください!


A:(挙げない)


B:(挙げない)


C:(挙げない)


D:(挙げない)


進行:う~ん、半々でしたね。



泥風:い や 、ゼ ロ 対 ゼ ロ を 半 々 っ て 言 う な ! も う こ れ 結 構 !







パプリカ:ありがとうございました! 世界観の強いネタでした! では全員のネタが終了しました! 結果に参りましょう!





結果発表